昨日の続きです。

 おとといから続いている膝が痛いと仰っているお客様の動きの改善なのですが、実際には筋肉の使い方を替える必要があります。

 トップアスリートではない、一般のお客様の場合、まず間違いなく体の前側の筋肉を中心に動きをつくっています。

 正直な話、現代人はほとんどの方が、こういった胸、腹側の筋肉をメインに使っています。

 しかし、一部のアスリートや、本当に伝統的な武道では、実は体の後ろ側、そしてインナーマッスルと言われる体の内側の筋肉をメインに使うのです。
 
 体の前側ばかり使ってしまうクセが強くなってくると、全身の筋肉をまんべんなく使うことが出来ず、ごく一部の筋肉ばかり負荷をかけ、結果として痛みが発生してしまうことが多いのです。
 
 要は負荷が蓄積してしまった筋肉が、筋肉痛を起こし、そこから痛みが出てしまうのです。

 こちらのお客様の場合、ももの前側の筋肉ばかり使って、後ろ側をほとんど使っていませんので、そこを改良するよう、足首を曲げた状態でかかとを突き出すように膝を動かして頂きました。

 その意識を保ったまま、今まで出来なかった動きをして頂きましたが、施術と合わせてきちんと動かすことが出来るようになりました。

 しかし、元の状態が本当にひどかった為、まだ継続して施術をする必要があります。

 また数日後のご来店をおまちしております。