膝が痛いというお客様の場合 0614


 本日は膝が痛いというお客様のご来店です。

 膝の施術で成果を上げるというのは、腰や肩の痛みよりもはるかに難しく、同時にどうやっても成果が上がりにくいというのが現実です。

 腰や肩は多くの筋肉が集まって出来ています。その為筋肉の調整で一点へ集中している負荷を分散させることが出来るし、腱も調整しやすい為、腰痛や肩こりなどは効果を上げることが比較的容易になります。

 しかし膝という所は関節の骨とそれを覆っている靱帯で出来ている為、腰や肩と違って筋肉の調整で負荷を分散して痛みを軽減するというのが難しくなります。

 また立つ、歩くなどで常時体重がかかってくる為負担が大きく、腕などの体重による負荷が少ないところと違って施術後の痛みのぶり返しがしやすいというのが現実です。

 こういった場合は膝を曲げる筋肉を替えることが重要になります。具体的には、普通の膝が痛くなってしまった人の筋肉の動きは大腿四頭筋、要は太ももの前側の筋肉を中心に使っています。

 そこから膝関節の中心にかかるはずの負荷がその前側にズレてしまいます。それが続くといつか膝に痛みを感じるようになります。
 
 その為対策としては腿の裏側、ハムストリングスを使い、膝の裏側を中心に立ったり座ったりするように訓練して頂きます。

 この筋肉の動きを替えるだけで、運動に伴う痛みが軽減することになります。その上に通常の施術も行い、複数の方向から膝への対策をするようにします。

 どれか一つではどれだけ上手にやっても上手くいかないことが多くなります。施術、気功、運動など使えるものは何でも使って対策をする。
 こうやって可能な限り成功率を上げることが最も重要なことだと考えています。

 またのご来店をおまちしております。