肘の痛いお客様の場合

 本日は肘が痛いと仰るお客様のご来店です。

 今回の場合は、お客様の腱がズレてしまっており、それにより筋肉が張ってしまっている状態でしたので、まず腱引きを行いました。

 これはたとえ話なのですが、想像をして下さい。

 壁のa点から、数メートル離れたb点にゴムチューブをピンと張る状態でつなげたとします。
 この状態でしたら、ゴムチューブは左右に揺すったり引っ張ったりしても、ある程度自由に伸びたりして余裕がある状態であると言えると思います。

 しかし、これがさらにb点からさらに数メートル離れたc点に、無理矢理つなげたとします。
 こうなりますと、ゴムチューブは伸び縮みする余裕が無くなってしまいます。このゴムチューブが筋肉に当たり、abcは骨と腱が繋がるポイントとなります。

 このaとbの状態が正常で、aとcの状態が腱引きが必要な状況です。

 腱というのは、筋肉と骨をつなぐ所にあります。これが骨とつなぐ部分にズレが生じますと、筋肉がきちんと動く余裕が無くなり、体が動かしにくくなります。

 また、さらにひどい場合は動かすと痛みを生じるようになります。

 また、筋肉が緊張しすぎてしまい、常に痙攣しているような状況になることもあります。

要は、本来筋肉の動きやすい接続ポイントがあるので、出来るだけそこと繋がるように調整しましょうと言うことです。

 種明かしすると簡単な理屈ですが、以外とこの考え方で施術する人は多くありません。

 今回は腱引きで位置を修正した後、筋肉をほぐす施術を行い、終了させて頂きました。

 またのご来店をおまちしております。