腰が痛いお客様の場合 0515

 本日は腰が痛いというお客様のご来店です。

 本日のお客様の場合、腹斜筋群のズレによって腰の筋肉を引っ張ってしまい、痛みを感じているようでしたので、そちらを調整させて頂きました。

 腹斜筋というのは要は脇腹の筋肉で、この筋肉に異常がある場合、骨盤を引っ張ってバランスを悪くしてしまうことで腰の筋肉に負荷がかかってしまうことが多くあります。
 この筋肉の調整の場合、肋骨の際を調整するか、骨盤についている腱を調整することになりますが、実際に施術をする場合特定した筋肉にもあまり拘らない方が実践的であると考えます。

 こう言うとよく解らなくなってしまうかもしれませんが、要は気や筋肉の流れの中で、気を滞らせている場所を特定するのは単なる手段で、目的は滞りが無くなって自然に気が循環するようにするのが目的なのです。

 例えて言いますと滞っている状態というのは、水が流れている川に板で水をせき止めているようなものなので、その板を取り払って水が流れるようにしようと言うことです。

 しかし、水をせき止める要因というのは一つとは限りません。というよりも、一つしか無いなんて簡単な状況はあまり多くないと言ってよいと思います。

 ですから原因の一つを特定したと油断すること無く、実際にどのように気が流れるか確認をしながらさらに他の要因がないか探りながら施術をすることが必要になってくるのです。

 この川に当たるのが、「経絡」だと考えると良いと思います。

 またのご来店をおまちしております。