膝が痛いというお客様の場合 0425

 本日は膝が痛いというお客様のご来店です。

 こちらのお客様の場合、膝と周辺の調整を行う事も重要でしたが、根本的には運動構造の改善が必要でした。

 正直な話、こういった運動の改善というのはよっぽどのことが無い限り行いません。こういったことはたいていの場合ウザいと思われるので可能な限り施術のみでよくするのですが、ひどいお客様の場合それだけでは足りないことがあります。

 今回のお客様の場合、膝を動かすということ自体が体の機能に沿ったものでは無くなって、使う筋肉を間違っている為、普通の生活の中で体を使っていると勝手に体に負担が溜まってしまっているのです。

 こういった場合、筋肉や骨の使い方を理にかなったものにして行かないと、すぐに元の木阿弥になってしまうのです。

 こちらのお客様の場合、膝を動かす時に足の前側、「大腿四頭筋」ばかり使っているのですが、これを理にかなっている方である「ハムストリングス」の動きに替える必要があります。

 ハムストリングスの動きにする為には踵の使い方が重要になってきます。

 運動としては、仰向けの状態で足首をきちんと曲げ、踵を意識した状態で突き出します。踵をきちんと意識できれば膝を伸ばした時に「ハムストリングス」の筋肉が張った動きになります。

 こんなことをして何になるんだと思うでしょうが、最初は使う筋力を出来るだけ多くの筋肉に分散させると考えて頂ければよいでしょう。

 要は一カ所の筋肉だけ使えば、すぐに筋肉が疲れてしまうと言うことです。出来るだけ多くの筋肉を使い、筋肉を連動させるようにして行けば、体の負荷が減り、必然としてだるさや痛みが改善するのです。

 普段の生活も出来ればこういう筋肉の使い方をして頂くようお願いさせて頂きました。

 またのご来店をおまちしております。