首が痛いお客様の場合

 本日は首が痛いというお客様のご来店です。

 こちらのお客様、長年首の痛みでお悩みで、どこに行ってもほとんど効果が無かったとのことですが、拝見させて頂いた所、どうやら頸椎(背骨の首の部分)が角度がおかしくなっており、その結果として斜角筋に異常がある状態でした。

 斜角筋というのは、頸椎から首元に繋がっている筋肉ですが、とにかくこの筋肉に動きが取りにくい状態で緊張しすぎてしまい、痛みが出てしまっておりました。

 この場合、昨日紹介した腱引きが重要になってきます。

 要は斜角筋がズレてしまっている為、首そのものは正面を向いているのに、首のインナーマッスルが別の方向に向いているという首全体の筋肉の動きがかみ合っていない状態になっている為、こういった痛みが出て来てしまったと言うことです。

 インナーマッスルを腱引きするのは少々難しいのですが、外側の筋肉と、内側の筋肉の動きがかみ合わないと言うことは本当によくあります。

 要は外も内も上手く連動して自然な動きが出来るようにすることが出来れば良いのです。

 別の言い方をすれば、全体の調和がとれるようになれば言いということです。

 技術の引き出しが多ければ多いほど良いのは間違いありませんが、大切なのは調和がとれるように適切な技術を引き出しから出してくることです。

 ここを間違えると技術があっても上手く効果を上げることが出来ないのです。

 本日のお客様は首の筋肉の調整の後、筋膜の調整も行いましたが、なにぶんひどい状態だった為、早めに再来店をお願いいたしました。

 またのご来店をおまちしております。