腕が上がらないというお客様の場合 0421

 本日は腕が上がらないというお客様のご来店です。

 こちらのお客様の場合、腕と肩の筋肉の関係がおかしくなっておりました。要は肩と腕の筋肉の繋がり方がおかしいわけです。

 上腕二頭筋という、いわゆる腕の力こぶになる筋肉があります。この筋肉は肩甲骨の一部である烏口突起と繋がるのですが、腕の動きが悪くなる人はこの部分の接続がおかしくなるパターンが多いのです。

 この烏口突起は胸の筋肉とも繋がっており、かなり複雑です。この繋がり方をきちんとすると、腕を大きく動かす要因になることが多いのです。

 無論腕が上がらないという結果は、これ一つだけが原因となることはほとんどありませんので、他の部分の調整も必要になります。

 こういったことを見切るコツは、個別に見ることをせず、まず感性で全体を観ることが必要です。全体を観て全体を大ざっぱに感じ取って、その後に理性、知識を動員して細かく観ていく。

 こういう順番でものを考える事が「観る」事のコツなのだと考えます。

 まず知識や理性で「考えて」しまうと、たいていの場合上手くいきません。多くの場合は根本を間違えて、見当違いの事をしてしまうのです。

 ブルースリーが「考えるな、感じるんだ」と言っておりますが、私は「感じたことを考える」ようにして対処をするようにしております。

 またのご来店をおまちしております。