首が痛いお客様の場合 0412

 本日は首が痛いというお客様のご来店です。

 こちらのお客様の場合、きちんと首周辺の筋肉等を整えたのですが、それでもどうしても首筋の違和感がとれないとのことで色々観察をしたんですが、どうやら首の動かし方がおかしい様子でした。

 首の動かし方がおかしいというのは、首を動かすということそのものを間違えている、使う筋肉や骨そのものが違っていると言うことです。

 よい首の動かし方というのは、首を動かすと言うよりも、背骨をしならせるのが根本になります。それに対し、こちらのお客様の場合、頸椎(背骨の首の部分)の部分だけが動き首より下の部分が全く動いておりませんでした。

 その為、一部の骨や筋肉だけに負担がかかってしまっている為、首を動かすと痛みが生じているようでした。

 その為対応方法として、首を動かす時に胸の部分も同時に動くように運動をして頂きました。

 要は首を動かす時に使う部分を多くするようにしたと言うことです。

 例えば肩を動かしたとしても、人によって動いている部分が全く違います。普通は肩関節から先だけを動かすだけなのですが、出来るようになってくると肩甲骨が腕と一緒に動くようになります。
 さらにレベルが上がると肋骨ごと動くようになります。さらにレベルが上がると脇腹まで動きさらに行けば丹田も一緒に連動するようになります。もっとレベルが上がれば足まで一緒に連動するようになります。

 このように、相手の運動のレベルと構造を観る事で、痛みの根本にたどり着くこともあるのです。
 
 またのご来店をおまちしております。