足首に違和感があるというお客様の場合

 本日は足首に張りと違和感があるというお客様のご来店です。

 こちらのお客様の場合、どうやら足首より先の動きに微妙にズレがあり、結果として足首に張りが感じられるようになっているようでしたので、そちらの修正をさせて頂きました。

 足部(足首より先)には実は可動域がかなり小さいのですが、明確に関節があります。また、沢山の骨を靱帯で伸びすぎないようにしたり、逆にショック吸収のアブソーバーのような働きをつくったりと、実は足部はかなり複雑に出来ています。

 今回は足部にある関節と靱帯のバランスがおかしい為、足首を動かすと違和感を感じていたようです。
 それらがきちんとした動きが出来るよう、膝、股関節から修正を行いました。同時に問題があったのがくるぶしの骨です。

 こういうことは解剖学的な知識や理論を学ぶことも重要ですが、最も重要なのは感性で先に理解をしてしまい、その後に理論や知識を使って確認をすることです。

 理詰めで原因を特定するのも重要なのですが、それはあくまで次善の策で、いきなり感性で理解が出来ない時のテクニックだと考えるべきです。
 
 まず最初にどのようにズレがあり、どのような構造になっているかを大まかに理解したものを理性、理論でさらに明確にしていくことが基本であり極意であると考えるべきです。

 きわまっていった技術というのはこういった心技と技術両方が必要なのです。

 またのご来店をおまちしております。