腰が痛いというお客様の場合 0509


 本日は腰が痛いというお客様のご来店です。

 こちらのお客様の場合、腰から脇にある広背筋がかなりの緊張をしており、この緊張をほぐす必要があるのですが、その為に脇の下の調整を行いました。

 なぜ脇の下と思うかもしれませんが、広背筋は上腕骨まで繋がっており、広背筋を調整するには脇の下にある腱を調整してしまうのが一番適当な方法なのです。

 このことを考えずに背中をいくら押しても、すぐに元の木阿弥になるのが一番多いパターンです。
 実は脇の下周辺は多くの筋肉が様々な所と繋がっている為、特に上半身を整えるには最も重要なポイントの一つとなります。

 こういったことは、気や筋肉の流れを直接見切ってから、それを解剖学的な知識によって確認して、「理性」「感性」両方から状況を観るようにするのがコツとなります。

 人間の体の状況も世の中の状況も、どんなことでも同じ状況は一つもありません。それはその都度真剣に見切りを入れなければならいのです。

 またのご来店をおまちしております。